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Let’sNoteの中古という選択肢-その5 LinuxとWindowsのデュアルブート

アイキャッチ デュアルブート Linuxをつかおう!!
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前回は、Windows11Proをクリーンインストールしました。

今回は、同じSSDにをインストールし、LinuxとWindows11Proのデュアルブートを実現します。
Linuxには、Linux Mint Debian Edition ・・・LMDE6を使用しました。

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事前準備

インストールメディアの作成

Linux MintのダウンロードサイトでLDME6のISOファイルをダウンロードし、balenaEtcher等で、USBメモリへ書き込みます。

このあたりの記事を参考にしてください。

BitLockerの解除

Windows11Proで起動し、BitLockerを解除します。これをやらないと、Linuxで起動した後に、Windows11Proを起動すると、毎回解除キーの入力を求められます。

BitLockerコントロールパネル

コントロールパネル>システムとセキュリティ>BitLockerドライブ暗号化 を開き、「BitLocerを無効にする」をクリックします。


BitLocker無効化 警告

確認メッセージが出ますが、「BitLockerを無効にする」をクリックして進めます。


解除中

解除中のメッセージがでるので、しばらく待ちます。


BitLocker無効化完了

「BitLockerが無効です」
となれば完了です。

SSDパーティションの変更

Linux Mint Debian Edition ・・・LMDEのインストールメディア(USBメモリ)から起動し、パーティション編集ツールである、GPartedを使って、内臓SSD内に、LMDEのインストール領域と、LMDEとWinowsの両方からアクセスできる共通の保管場所を作ります。

LMDEのインストールメディアから起動

LMDEのインストールメディア(USBメモリ)をLet'sNoteに差し、電源をいれます。

BIOSに入る

「Panasonic」のロゴが表示されたら、
F2 もしくは Del キーを連打します。

USBから起動

「終了」タブへ行き、「ディバイスを指定して起動」の中から、USBメモリを選択し起動ます。

「UEFI :」の後ろに、メーカー名やUSBメモリの名称が出るようです。
今回、SanDisk製のものを使用しているため、「SanDisk」と表示されています。

GRUB

起動選択画面がでるので、一番上の「Start LMDE 6 64-bit」を選択肢、Enterで起動します。

LMロゴ

ロゴが表示され、起動が始まります。

LMDE起動直後

起動しました。

GParted

GParted起動

左下のメニューボタン > Administration > Gparted
とたどり、GPartedを起動します。

パスワード

LMDEのインストールメディア(USBメモリ)から起動した場合は、Gpartedを起動するのにパスワードはありません。
そのまま「Authenticate」ボタンをクリックします。

Cドライブ

内臓SSDのパーティションが表示されます。
Windowsで全体を使用していて、空きがありません。
まず、WindowsのCドライブを縮小します。

Cドライブである、/dev/nvme0n1p3の部分を右クリックして、

CドライブResize/Move

メニューから「Resize/Move」を選択します。

Cドライブ縮小

Cドライブを縮小します。
方法としては、ドラッグによる方法と、サイズ(「New size (MiB):」のところ)を直接入力する方法があります。

Cドライブ250GB

今回、ドラッグで調整しました。
SSDの半分ほど、250GBぐらいにしました。

Cドライブ決定

「Resize/Move」をクリックして決定します。

Cドライブ設定完了

操作した内容が反映されています。

INFO

この時点では、まだSSDは変更されていません。

回復パーティション

次に、Windowsの回復パーティションを、縮小したCドライブの後ろにくっつけるように移動します。

画像のように右クリックして、

回復パーティションResize/Move

「Resize/Move」を選択

回復パーティションを移動する

回復パーティションを移動していきます。

方法としては、ドラッグによる方法と、前のスペース(「Free space preceding (MiB):」のところ)を直接入力する方法があります。

ドラッグで移動

前のスペース(「Free space preceding (MiB):」のところ)を0と入力するのがもっとも簡単ですが、今回はドラックして調整してみます。

回復パーティションを左端まで移動

回復パーティションを左端まで移動したら、「Resize/Move」をクリックして確定させます。

警告

「起動できなくなるかも」と警告が出ますが、回復ドライブのところで、大丈夫なので、「OK」をクリック。

LMDEパーティション

空いた部分に、LinuxであるLMDEをインストールするパーティションを作成します。

空き部分(unallocatedと表示されている部分)を右クリックして、「New」を選択。

LMDEインストールパーティションを作成

LMDEインストールパーティションを作成します。

方法としては、ドラッグによる方法と、サイズ(「Free space preceding (MiB):」のところ)を直接入力する方法があります。

今回、おおよそ120GBに設定

File Systemは、「ext4」にしておきます。

「Add」をクリック。

Common領域

最後に、WindowsとLinux 共通の保管場所を作成します。

残りのunallocated部分を右クリックして、「New」をクリック。

File system 「exfat」

今回は残った空き容量をすべて使用します。
File system は、WindowsとLinux両方とも読み書きできる「exfat」とします。
Partition nameや、Labelには、任意の名前をつけます。

「Add」で確定します。

SSD書き換え

全体を見返して、よければメニュー部分にある「レ」をクリックしてSSDの変更処理を実行します。

SSD Apply

本当に実行していいか聞かれますので、「Apply」で実行します。

処理開始

処理が始まります。

Detailsとかかれたところをクリックすると、詳細を見ることができます。

正常終了

正常に終了しました。

「Close」で閉じます。

GParted終了

GPartedを閉じます。

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Linux Mint Debian Edition : LMDE のインストール

インストーラーを起動

デスクトップ左上のアイコンをダブルクリックして、インストーラーを起動します。

インストール開始

「Let's go!」をクリックして続けます。

日本語を選択

日本語を選択します。

タイムゾーンを設定

タイムゾーンを「Tokyo」に設定

日本語配列キーボード

日本語配列キーボードを選択します。

Let'sNote CF-SV8は、日本語配列キーボードなので、これでOKです。

名前やユーザー名、パスワード等を入力

名前やユーザー名、パスワード等を入力していきます。

外出先で使うこともあるので、パスワードを入力しないとログインできないようにしました。

また、ホームフォルダの暗号化もチェックを入れています。

注意

Linux上では暗号化を採用してますが、WindowsではBitLockerを解除しているという、中途半端な状態になってます。

インストール先の設定

インストール先パーティションは、手動で設定します。

パーティションの指定

GPartedで作成しておいたパーティション(/dev/nvme0n1p5)を選択します。

インストール先パーティションの編集へ

「編集」をクリック

インストール先パーティションの編集

マウント場所を「/」に
形式を「ext4」
とし、「OK」をクリックします。

インストール先パーティション決定

言葉が変わってますが、
マウント場所 → マウントポイント:/
形式 → フォーマット形式:ext4

を確認できたら、「次へ」をクリック

ブートローダーの保存先

ブートローダーの保存先の設定になりますが、何も触らずにOKでよいです。

概要の確認

概要が表示されますので、一通り確認して、「インストール」をクリックします。

インストール開始

インストールが開始されます。

まつだけ

終了まで待ちます。

インストール完了

インストールが完了しました。

再起動を促されるので、「はい」をクリックします。

メディアを取り外し

この画面がでたら、インストールメディアのUSBメモリを取り外し、「Enter」キーを押します。

Panasonic LOGO

再起動がはじまります。

Grub

起動の選択画面が表示されます。

「LMDE 6 Faye」を選択して、「Enter」キーを押します。

LMDE起動

Linux Mint Debian Editin 6・・・LMDE 6が起動しました。

ここから設定等ありますが、本ページではここまで。

まずはお疲れさまでした。

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Windows11の起動は?

Grub Win

Windows11Proは、先ほどの起動選択画面で、

「Windows Boot manager」を選択して「Enter」キーを押すことで起動します。

TIPS

BIOSから起動することもできます。

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おわりに

これで、Windows11ProとLinuxであるLinux Mint Debian Editin 6・・・LMDE 6のデュアルブート環境が完成しました。
他のLinux、UbuntuやMX Linuxでもやり方はほぼ同じですが、Linuxの中でセキュアブートに対応していないものもあり、その場合はBIOSでOFFにする必要があります。(Let'sNote CF-SV8は、BIOS上デフォルトでセキュアブートになっている)

また、過去Windowsの大型アップデートで、Linuxが起動しなくなったこともありました。Windows11は、これから22H2から23Hへのアップデートが控えていますので、時期がきたら検証して結果をアップしてみたいと思います。

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