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ジムニー(だけでない)タイヤ交換の注意点

アイキャッチ タイヤ交換 ジムニートラブル・メンテナンス
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タイヤ交換についての注意点を、スズキ株式会社がYouTubeに動画でアップしていましたので、ここで紹介します。
車両としては、ジムニーが採用されていました。
また、その動画を補足する形で、普段私が気を付けているポイントについて紹介します。

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スズキ株式会社 YouTube

スズキ株式会社【四輪公式チャンネル】 タイヤ交換時にご注意いただきたいこと
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普段気を付けているポイント

補足ポイント1 動画STEP1 1:13~ タイヤ交換に必要な工具

タイヤ交換に必要な工具について、ホイールナットを緩めたり、締めたりするレンチは、動画では、車載工具を使用していますが、私は六角ソケット+ロングスピンナハンドルと、リミットレンチを使っています。

ロングスピンナハンドルとソケット(差込角9.5mm)

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トルクレンチとソケット(差込角12.7mm)
※このタイプのトルクレンチの場合、長いソケットが必要

車載工具がダメかということではありませんが、5,000km毎にタイヤローテーションをしているため、工具の使用頻度が高く、工具の耐久性を考慮してです。また、リミットレンチは、ないとどうしても気持ち的に締めすぎてしまうために購入しました。

補足ポイント2 動画STEP4 2:23~ ホイールナットを少し緩める

ホイールナットを緩めるには、反時計回りに回すのですが、動画ではレンチを上から下に押すようにして回しています。人によるかもしれませんが、私は下から上に持ち上げるように緩めています。手が滑って地面にパンチしてけがをしたことがあるためです。

ナット緩め方向

また、私は、腰に少しでも負担がかかると、すぐに腰痛になるのですが、上で紹介した、ロングスピンナハンドルを使用するようにしたところ、作業後に腰痛で苦しむことがなくなりました。

補足ポイント3 動画STEP7 4:32~ 汚れや異物を取り除く

ここ、重要ポイントです。
動画内でもポイントとされていますが、オフロード走行して、泥や砂がついた場合は念入りに掃除しましょう。
泥は乾くと細かな粉状になる場合があるので、それらも残らないようにしましょう。

ホイールとハブの接触面の掃除
写真は、ジムニーJB64 リヤ

また、ホイールのナット座面もチェックしましょう。

ホイール側ナット座面

ホイールナットについても、ホイールと接触する面に、深い傷やさび、メッキ剥がれがある場合は、交換をお勧めします。

補足ポイント4 動画SETP8 5:15~ タイヤを装着して、仮止めをする

動画では、「車体に合わせたら、曲がったり、傾いていないことを確認し、しっかり奥へ装着してください」と簡単に紹介してますが、ここも重要ポイントです。

タイヤとハブの隙間
写真は、ジムニーJB64 フロント

私は一通りナットを締めた後に、タイヤの外周をもってこじるように力を加えて、再びにナットを締めています。
また、手で締められなくなった後に、このジャッキアップした状態で、できるだけ工具で締めています。
多少ずれていたとしても、ホイールナットと、ホイール側の座面が、テーパー状になっていて、ホイールナットを均等に締めていくことで、ホイールと車体側のハブ面がピッタリ合うようになるのと同時に、ホイールと車軸の中心が合うように補正されていく構造的になってます。ただジムニーのタイヤは重いので、手で締めるだけではきちんと補正できるほど締められているのか不安です。

ホイールナット締付
ナット締付とホイール位置の概念図

補足ポイント5 動画STEP9 5:51~ ジャッキを下ろしてナットを本締めする

本締めをする前に、必ずジャッキを下ろさなければならないのではありません。
動画では完全にジャッキを外してしまっていますが、私はタイヤが地面に軽く接地する程度で止めて、本締めをしています。
補足ポイント5でも記載してますが、ホイールナットは、テーパー状になっていて、締付けることで、ホイールと車体の中心が合うように補正されていくのですが、完全ジャッキをおろすと、ここに車重が乗ってしまい、補正するのには不利な状態となるからです。
ただ、ジャッキアップした車両は不安定になっていますので、車体が動くほど力を入れすぎないように締めることが必要です。

補足ポイント6 動画STEP9 6:29~ 締付トルク

私はトルクレンチ(リミットレンチ)を使っています。圧倒的に作業が楽です。

ジムニーJB64の場合、ホイールナットの締付トルクは100N・mです。これは、ナット中心から工具の力点が1mある場合、そこに100Nの力をかけるという意味です。重さでいうと、1kgの力が9.8Nなので100Nは約10.2kgの力をかけることになります。

工具の長さが1m以上あるものはまれなので、ナット中心から工具の力をかける場所までの距離(長さ)をL[m]とした場合、

締付トルク[N]=100N・m / L[m]

で求めることができます。
例えば、ナット中心から0.2m(20cm)の位置だと、500Nになるので、
kgに変換すると、500[N]/9.8[N/kg] ≒ 51kg
体重51kgの人が、(水平にした)工具のナット中心から0.2m(20cm)の位置に乗っかるぐらいの力です。
トルクレンチがない場合、目安にしてください。

注意

ジムニーJB64でも、今後のマイナーチェンジで締付トルクが変更になる可能性もあります。ご自分の車両の取扱説明書(オーナーズマニュアル)を確認ください。

補足ポイント7 動画7:30~ 50kmから100kmを目安に確認...

ネットやTV等でもよく、タイヤ交換後に100kmぐらいでゆるみがないか確認しましょう、と紹介しています。
が、この動画では、7:12ぐらいから、「試運転して異常がないか確認しまします。」と表示され、試運転した後増し締めする様子が流れ、その後、7:30ぐらいで「50kmから100kmを目安にし、緩みが無いことを確認します。」と表示されます。
私は、タイヤ交換後は、まず十数m動いた後に一度確認、その後数km走り確認。その後100km程度で再度確認しています。
特に、初めて作業する方は作業後に試運転(十数m走って)確認、を実施してほしいと思います。その数メートル移動しただけで、ナットが緩んでしまう場合は、根本的にやり方が間違ってます。もしそのまま走行したら、数km、ましてや100kmも走る前に、タイヤも外れてしまうでしょう。

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その他 気を付けること

ホイールを社外品に変える場合など、そのホイールにあった形状のナットを使う必要があります。
純正ナットを使っておけば大丈夫、ではありません。
ホイールを販売店で購入する場合は、通常どのナットにすべきか提案してくれますが、個人売買やオークションなどでホイールを手に入れた場合、忘れがちです。念入りに調べましょう。

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最後に タイヤ交換はシビアな作業なのか?

タイヤ交換は、一般の人が作業することを考えてた構造となっているはずで、ここで紹介した動画に従って作業すれば本来は十分だと思います。
しかしながら、2024/11/24 にジムニーの脱輪事故...がありました。そういう面でシビアな作業とも言えます。
車に異常がある状態で走ったら大きな事故につながる、を肝に銘じて、日ごろから異常がないかの確認や、少しでも異常を感じたら、すぐにチェックするようにしましょう。

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